メザニンとは、倉庫(貸し倉庫)内部における空間の効率化を目的とした中2階式の仮設の棚をいう。棚は建物に固定しておらず、組立て、解体が容易となっている。 以前は法律上、この仮設の棚を追加で設置しても建造物の一部とみなされず、床面積として算定されなかった。
そのため、実質的な増床効果につながり、倉庫の空間効率を上げられることから、盛んに設置されていた。しかし現在は、建築基準法の改正により、メザニンは建造物の一部とみなされ、建ぺい・延べ床面積に算入する必要がある。消防法上は、転落や火災発生時等の安全確保と予防策を講ずることを法律で義務付けられている。