荷捌場とは、集品されたものを各方面別に仕分けし、荷揃えするエリアをいう。
一般に、配送センターは、荷受場、保管場、流通加工場、荷捌場、出荷場の機能を
一緒にすることが多く、機械設備を必要とせずフォークリフト等で品物を方面別に
区分する方式と、無人搬送車、コンベヤ、ソーター等を設ける方式がある。
荷捌場は取り扱う品物、業態によって形式・機能が変わり、次のように区分される。
(1)工場用倉庫、配送センターの荷捌場
(2)旅客ターミナル(空港、駅)の荷捌場
(3)路線トラックターミナルの荷捌場
(1)の場合は、
取扱物が定形化され、流量も把握できることから機械化することが容易で、
保管設備と一体となったものが比較的多い。
(2)の場合は、
取扱物が不定形で、流量も非定常となり、荷捌き速度が速い。取扱物を滞留
させることはなく、荷捌場を自在に使用できるようにしたものが多い。
機械化は仕分機程度である。
(3)の場合は、
取扱物が不定形で重い物が多く、流量も非定常である。取扱物を滞留させる
ことなく、その作業は人手によるものが多い。荷捌き作業は、仕分作業が
中心となり、仕分情報の扱い方が上記区分でそれぞれ異なっている。